国からの国民への贈り物!世界最高の図書館“OODI(オーディ)ヘルシンキ中央図書館” vol.1
- Lifestyle
フィンランド独立100周年のお祝いに
国から国民へのプレゼント
それがこのOODI(オーディ)ヘルシンキ中央図書館だ
2018年 フィンランドは独立100周年を迎えた
この年に国民に贈られたのだ
ここはただの図書館ではない
フィンランドの思想や社会を象徴するような場所である
国産の木材をふんだんに使った外観は
人生でほとんど図書館を使用したことのない僕ですら
行ってみたいと思うような格好良さ
とにかくワクワクさせられる そんな場所だ
2019年 “Public library of the year” を受賞
世界最高の図書館として世界中から注目されている
世界一幸せの国フィンランドは
教育レベルの高さでも有名だ
通常24%の消費税が加算されるが
本は軽減税率対象で10%
消費税一つとっても
本を読み 学ぶことを
国として大切にしていることがわかる
“図書館が贈り物”これも納得する
3階建てのこのOODI図書館
建物中央に螺旋階段が設置されている
シックな階段の壁には
沢山のフィンランド語が並んでいる
“サウナに入る人へ” “外国人へ”
“TVでスポーツ観戦するのが好きな人へ” “お酒の好きな人へ” etc
この世界には様々な人がいて 皆違う
OODIのコンセプトは すべての人のために
この図書館の大切にしている思想がここに表現されている
まさに平等を大切にするフィンランドらしい
僕はこの表現を見たとき
アールトの表現していた世界観と重なった
長く大切にしてきているフィンランドの思想
それを日常のアートに落とし込む
このフィンランドの日常の創り方が 僕は好きだな
だからこそ 知りたい!好奇心をそそられる
アールトの世界観は下記の記事を読んでもらいたい
OODI図書館のトイレは男女共有
さすがに驚いた!
入って思わず 再度確認してしまった僕はまだまだだ…
“ジェンダーフリー”のフィンランド
近年新しくできている公共の建物は
男女共用トイレが主流なんだとか
口先だけでなく 本当にジェンダーフリーなんだ!
こういう実行力 さすがだなと思うし
日本も口先だけの理想論で終わらない国であって欲しいと
改めて考えさせられる
フィンランドでは2017年より法律で同性婚が認められている
3階の“市民のバルコニー”からは国会議事堂が見える
ここにも大切な思想が含まれていて
“同じ目線の高さで”望むことが出来る設計になっているのだ
まさに民主主義を象徴していて体現している
これもアールトの世界観にあった
“学び” が “政治” と同じくらい国にとって大切だと考える
フィンランドの社会的認識
OODI図書館を通して肌で感じることが出来る
フィンランド人の友人に 図書館ってどんな場所?って聞いてみた
すると“いつもそこにある場所”と
友人と 家族と 子供の友達と 学校のグループで..
様々な人と様々な用途で訪れる
人が集まる公共の場所
彼女は“南ヨーロッパの広場のよう”と表現した
居心地が良くて 人々の日常に当たり前にある場所
自然とみんなが集まるところ
フィンランドの図書館 僕にとっては非日常だが
フィンランド人にとっては日常だった
施設の細かい紹介はvol.2に続きます…
モイモーイ!
関連記事
-
Lifestyle
クリスマスマーケット2022
ヘルシンキのシンボル大聖堂前で開催されたクリスマスマーケット 北緯60度に位置するヘルシンキのこの時…
-
Lifestyle
祝!モルックアンバサダー就任
この度 日本モルック協会オフィシャル“モルックアンバサダー”に就任いたしました! フィンランドの…
-
Art & Design
ヘルシンキの地下鉄Metro
フィンランドで唯一の地下鉄は今年8月2日で40周年を迎えました。 ヘルシンキ市中心を横切るように1本の路…
-
Art & Design
サウナーのためのサコッシュできました!
2022年僕にとって嬉しいタイトルをもらった “川崎フロンターレ026サポーター” 僕が川崎サポに届け…
-
Art & Design
フィンランドの日常を描く“Onelinememo(ワンラインメモ)”
“道端にタオルを巻いて湯気の立った人” これはフィンランドの日常初めてこの光景に出会ったとき 思わ…
-
Art & Design
手から手へ繋がるサスティナブル“Mifuko(ミフコ)”
“フィンランドデザインをケニアの未開拓地の女性たちの手で紡ぐ” 環境・世界への貢献を大切にするフィ…