建築家アールトが創る大学 フィンランド“ユヴァスキュラ大学”
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フィンランドのど真ん中に位置するJyväskylä(ユヴァスキュラ)
今回 visit Jyväskylä(ユヴァスキュラの政府観光局) さんに機会を頂き 初めて訪れた街
湖水地方にあるこの街は
電車の車窓からも 美しい湖がどこまでも続いていた
そんな湖の印象的な街にある“Jyväskylä(ユヴァスキュラ)大学”
ここは教育大学としても有名で
フィンランドでも2番目に大きな大学だ
僕もゆかりのある方々に この大学出身者が多くいて
訪れる前から なんだか勝手に馴染みのある感覚だった
大学に足を踏み入れた途端 こんなことを思った
“ここで生活をしてみたい!ユヴァスキュラ大学の学生になりたい!”
幼い頃からサッカー漬けの僕にとっては 人生で初めての事だ(笑)
建築家アールトの世界が広がるこのキャンパスは
Seinäjoki(セイナヨキ)のアールトセンターを訪れてから
すっかり彼の虜になっている僕の心を鷲掴みにした
以前 ユヴァスキュラ大学は建築物を煉瓦造りで統一していた
決して同じレンガが整列しているのではなく
色も形も違うレンガがそれぞれの個性を放ちながら
そこに存在している
様々に組み合わさった外壁は まさにアート
煉瓦造りという僕のイメージは一新された
僕はあの教会に敷き詰められたレンガを思い出した
唯一無二の個性と人生
“自分らしく!”
アールトから ここで学ぶ方々へのメッセージを感じた
-建築家アールトの世界Lakeuden Risti(ラテウデンリスティ教会)-
建物内部もアールトワールド全開だ
波打つデザイン
自然光の入れ方
セイナヨキで感動したアールトイズムが
あちらこちらに見てとれた
楽しい
そして僕が今回初めて見たのがこの天窓だ
上の写真に映るまん丸い形の天窓と下に映る楕円の窓
特に楕円の窓は珍しいデザインのようで
大学内ではここだけ
自然の光をもデザインし 優しく明かりを届けてくれる
なぜ ここだけ細長い形にしたのだろうか…
ふと秋の空を見上げながら思い巡らせてみた
食堂・図書館・カフェ・講義室…
照明も机も椅子もとにかく全てがアールトの作品!
こんなに贅沢に使われているなんて
めっちゃお金かかってるじゃん!!
アールトの学生への配慮や想い
細部に渡る気遣い
こんなところで学んでみたいな
ちなみにフィンランドの中央に位置するこのエリアは
フィンランド語としても方言がなく
綺麗な標準語なんだそう
学ぶにはもってこいだ
すっかり学生気分に浸った僕のお気に入りの場所
やっぱり食堂にずらっと並んだアールトの椅子かな
圧巻でした!
また その陰に乱雑に置かれた 使用していない椅子
僕にとってはアールトの特別な椅子だが
彼らにとっては椅子は椅子なんだな
それがアールトの椅子なだけで
ただ端に置かれた椅子さえもアートに感じてしまう
これぞアールトマジック!
モイモーイ
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