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選手の平生を知る一泊二日の農家泊!? -vol.1-

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『選手同士の仲を深め 新しい選手を知ること』

これはチームづくりの基本

 

先日新チーム始動直後に行われた親睦旅行

1泊2日のこの旅を通してよく見えたチームメイトの人間性

 

まずフィンランドらしさを感じたのは

共同生活にも関わらず全く働かず 携帯を見続ける若手の選手たち

日本ではありえないよね

若手が何もせず ベテランが働くなんて

 

チームから用意されたのは“食材と泊まる場所”だけ

 

出発前日にチームのワッツアップ(メッセージアプリ)で流れたインフォメーションは

“寝袋持ってる人は持って来て”

いやいや どこ行くんだ!?到着するまでどこに辿り着くのか分からなかったチームバス

約1時間かけて着いたのは …農家!?

農家Arvilan tilaは季節労働者のための宿泊施設のような場所

フィンランドらしい比較的大きな赤いコテージだ隣には 馬・牛・羊の住まい

小学生の頃に新潟で訪れた自然体験教室のような環境に

驚くとともに…もはや笑えた

 

選手26人で泊まるにはあまりにも小さいこの建物

着いて早々にはじまったのは寝床選び

人数分のベッドがあるはずもなく

足の踏み場も無い程敷き詰められる寝具もちろんチーム最年長の僕から選ばせてもらったけれど

身長が最も低い僕は一番小さなベッドにおさまった

みんな 大きいからさベッドは9台 その他は雑魚寝だから

半数以上が1泊といえど床に寝るのだ

 

宿舎にはリビングとキッチンの他に2部屋と

もちろんサウナもあった

この環境をチームが用意するのもなかなか面白い

 

サウナは流石の手際の良さでフィンランド人が温めてくれた

(僕も出来るけどねw)炊事班は料理の得意な3人

インスタの料理アカウントを持つ腕前の選手が

先頭に立って用意してくれた大鍋いっぱいのひよこ豆とチキンのホワイトカレーとサラダ

部屋中に漂ういい香り

大鍋いっぱいの料理も早々になくなり

もちろん足りず 再度作る それでも足りず若手は夜食として翌朝のパンまで食べ始める

この辺りも自分本位だなと見入ってしまったwここは農場 周りには何もないので もちろん追加で買い出しには行けない

フィンランドは1日4食らしいw

(朝・昼・晩に加え夜食を食べるのが一般的だそう)

食事の前に動物たちのご飯のお世話を見に行かせてもらった

牛・馬・羊・猫

共に出向いた選手で大興奮!なんだろう楽しかったんだよな僕はここの看板猫“ホワイトソックス”に釘ずけ

勝手に名前まで付けてしまった

 

羊嫌いで 人懐っこくて 牛懐っこい

実際にお世話を手伝ったわけでは無かったが

この時間を共有した選手とはなんだか深まった気がする食後のサウナの後 みんなで嘘本当ゲームをした

こちらはメンタルコーチからの提案

“より仲を深め お互いを知る”というまさにこの旅の目的を更に深めるためのものだった

 

選手全員が3つのエピソードを用意する

1つは本当のような嘘の話 2つは本当の話

それを1人ずつ発表し

嘘のエピソードをたくさん正解した人には賞金!50€

みんなが決めた面白いエピソードMVP!50€

 

もちろんやるからには狙いにいったMVP

みんなの爆笑をとり

しっかりゲットしました MVP!

幸先良い シーズンのスタートだ!!

 

このゲームの話もそれぞれのセンスがでる

全く用意していなかったような面白くない選手ももちろんいる

僕がMVPをとった話の内容?秘密ですwチームでの共同生活はトレーニングキャンプのホテル滞在も同じだ

ただ設備が整った環境で もてなして頂けるホテルでは

ここまで皆んなの人間性に触れることはでき無かったと思う

プロ生活の中でこんなに濃厚な1泊2日は正直はじめてだった

整った環境では サッカーに集中させてもらうことができる

それはチームのスキルアップには大切な時間だ

けれど シーズン初めにこういう選手の人間性に触れる時間があるのは非常に面白かった

スタッフや監督・関係者は全く立ち入らない選手だけの空間

 

みんなの平生に触れると 文化の違いだけでは片付けられない

癖や問題も当然ある

平生はピッチに現れるのがサッカーだと思う

これからみんなでどう共鳴し合うのか

平生が知れたからこそ 更に今シーズンのHJKが楽しみになった若手が全く動かないお話と

今回の旅で僕が持った違和感はVol.2でご紹介しよう

 

モイモーイ

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