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神聖なサウナで行われる“サウナセレモニーwithサウナコンケリ”

  • Sauna

Niemi kapee(ニエミカペー) で体験した

サウナコンケリのユハとマッティのサウナセレモニーを紹介しよう

 

彼らはフィンランドのサウナーであり

タンペレを拠点にサウナガイドもしているユニットだ

“人間も自然の一部であり

自然と一体となることで安らげる場所こそがサウナ”

そう謳っているだけあって

彼らのサウナに向かう姿勢は只者ではなく

とても神秘的に感じた

 

以下僕の体験した時間をシェアしたい

まず森に入り

少し歩いたところでカタヤ(英:ジュニパー)の木を探す

お気に入りのカタヤの木から色々な方向を見て

僕の好きな方向を決める

湖の方向・森の方向・カタヤの木の方向

僕の選んだのは湖の方向だ


いつもサウナの後 僕の身体をクールダウンしてくれている

湖・海・水に感謝を伝えたくて湖の方を向いた

 

彼らと背中合わせになり 3人の背中で三角形を作って

セレモニースタート

彼らの優しい声に導かれながら

目を閉じてゆっくりと深く呼吸する

五感を研ぎ澄まし

自然の匂いを感じ

お互いの呼吸を感じる

 

風の音・波の音・木の揺れる音

木の匂い・森の匂い

地面から足の裏を通して大地のパワーが身体中に伝わる

五感全てを使って 自然の一部になり

雄大な自然に感謝する

 

すると自然が僕らに応えるように反応しているようだった

目を開けると木が風に揺られていた

時に激しく 優しく

 

彼らの優しい『kiitos(キートス)』

日本語でありがとうという言葉の後には

僕らの周りに優しい風が吹き その風が木を揺らす

それがまるで僕らの言葉に答えているようだった

この12分間の出来事はとても神秘的な時間で

自然と一体となる事で 自然からのエネルギーをもらった

僕の脳や身体がリセットされ

不要なものを手放した そんな感覚だ

 

この後 着替えてサウナの時間

準備ができたらサウナの扉をノックするよう指示を受けた

この一つ一つの動作が彼らの儀式である


ノックをして中に入ると小さな脱衣所

そこは真っ暗だった

ロウソクの灯りを頼りにサウナに進む 雰囲気がありすぎる

サウナの中では“一切話をしてはいけない”と指示があり

中に入った

厳かな雰囲気に少し緊張した

彼らはマッチでカタヤの枝葉に火をつけ

僕の頭からつま先までを沿い 邪気を払う

 

サウナの座るスペースは2段になっているが

僕は下段にうつ伏せで横になった

 

すると彼らの一人が穏やかな鼻歌を口ずさみながらロウリュを始め

もう一人が白樺とカタヤのヴィヒタで僕の背中を叩き始めた

ロウリュの音も聞きながら

心地よい刺激が背中に走る

 

この最中は正直何が起こっているのか覚えていないほど

リラックスしていた

 

どれくらいの時が経ったのか正直わからないが

ここでセレモニーは終了

外に出て自然の水風呂に向かった

水温は10-12度位

10月のフィンランドはもうすっかり冷えている

水風呂から上がって深呼吸した時 驚いた

 

背中の張りが取れ 呼吸がしやすい

深く呼吸すると

爽やかな空気がいつもより沢山身体の中に入ってきた

気持ちがいい

 

肋骨が開き肺が膨らむ

身体の隅々に届く森の空気

いつも以上に気持ちの良い外気浴だった

この後は 心地の良い余韻を感じながら

彼らといつも通りのサウナを楽しんだ

 

ロウリュしたのは60年前のストーブ

マグカップに描かれたものを見てから 憧れのストーブを

存分に楽しみながら サウナトークに花が咲いた

彼らのサウナセレモニーに興味がある方は

日本からでも予約できるので是非体験してみてほしい

フィンランド古来の神聖なサウナを感じられるはず

ととのった〜

モイモーイ!

 

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