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バルト海を望むデザイン建築サウナ“Löyly”

  • Sauna

雪景色のLöyly(ロウリュ )はいつも以上に輝いていた

ヘルシンキ南部のバルト海沿いに建つ近代的なデザイン建築

それこそがLöyly

周辺は開けた公園の為 存在感は抜群だ

僕はこのエリアがすごく好きで 以前から散歩でよく訪れる

夏は非常に気持ちが良い

冬は海沿いなので街中より体感はグッと下がる

 

ヘルシンキ中心部からは1番のトラムかバスでのアクセス

南のエリアは街歩きも楽しい為

気候が良ければ少し歩くのもおすすめだ

 

僕の中でここは大衆サウナというよりも

“感度の高い人達の集まるスタイリッシュなサウナ”という印象

カフェ・レストラン・バーが併設されているが

バルト海をどこからでも望むことが出来

開放的でとにかく空間造りが素敵

初めて来た時 田舎者の僕には気が引けてしまう程

“お~!おっしゃれ~!”といった雰囲気

今ではすっかり慣れて鼻歌まで歌いますけどねw

サウナの入り口は建物を入って左側

先に靴と上着を脱ぎ 扉の中にしまう

そのまま進んだ先に受付がある

ここは基本的には予約制なので事前にHPから予約を入れておく

英語のページもあり非常にわかりやすいHPだ

受付では名前を伝えるのみ

予約時に事前支払い制

飛び込みでも空いていたら入れてくれることもあるが

人気のサウナの為 サウナ目当てなら予約は必須!

鍵とタオルとぺフレッティ(お尻に敷く布)を受け取ってロッカーへ

黒を基調とした無駄が一切ない空間

ここの建築はどこを切り取っても雰囲気がある

シンプルなデザインの中に木の温もりがアクセントになって好きなところ

シャワーを浴びて共有スペースへ

ここまでが男女別なので シャワーを浴びてから水着を着て

共有スペースへ出る

フィンランドではシャワーを浴びてから水着を着るのがマナーなので覚えておいて欲しい

共有スペースの扉を開けると目の前に広がるバルト海!

全面ガラス張りの開放感と共に美しい景色に出会える

これがここの醍醐味!

共有シャワースペースの中央に置かれた一本木の休憩ベンチが

空間をよりアップグレードさせている

このシャワースペースには面白い仕掛けが

これは他ではなかなか見ない

木の樽が頭上に設置されロープが付いている

引っ張ると水が降ってくるシステムなのだが

日本人の僕には少し罰ゲームのようにも見えてくるw

自然の水風呂に入るのが苦手な人には良いのかもしれないが

試すには少しハードルが高い

 

今回はインスタライブの後 仲間3人で入ったので

みんなで試してみた

冷たい上に 勢いよく引っ張ると 大量の冷水が降ってくるので要注意

Löylyでは薪サウナとスモークサウナが楽しめる

この日はまず薪サウナから

10~15人位入れる薪のサウナは入り口の扉もガラス張り

空間も一面がガラス張りの為

サウナの中なのに まるで外に座っているような錯覚に陥る

 

入ってすぐ右手にある大きなサウナストーブ

鉄の塊のような大きなストーブ

鉄の棒を持ち上げ 重たい蓋を開けてそこに水を入れてロウリュするのだが

蓋を開けるのは入り口付近 で水をさすのは座っているベンチから

という仕組みのため 入った時に「開けて~」と声かけられることもある

今回は入った時に他の人がロウリュしてくれたので

僕は特にはしなかったが

蓋を開けるのが非常に重たいので要注意!

ゆっくりと落ち着いて入る

サウナからの景色のせいだろうか なんだか優雅な気持ちになった

 

さあ 冬のバルト海へ

しっかりと身体も心も温めて向かった自然の水風呂

海に足先をつけた瞬間 体中に稲妻が走る

躊躇していると身体をつけることが出来ないため

一気に海に降りる

ここから上がるまでは 身体がびっくりしてもう何がなんだか分からない

でも これが良い

冬の冷え切った水温は大好きだ

 

厳しい自然の中に身を置いてみると

更に強いエネルギーのようなものをチャージしている感覚になる

“フィンランドの大自然が持つ強くて大きなパワー”に僕は魅了されているんだ

だからかな 温度差があればあるほど 気持ちがいいし

僕の心と身体はととのう

中毒性があるのかもしれないな

年明けから雪の多いヘルシンキ

もちろん外気浴は雪の上

さすがにタオルを敷いたけれど

寒い 冷たい 寒い..

写真では平気そうにしているが 外気浴なんてしていられないのが本音w

 

写真だけ撮って足早に中へ

中の休憩スペースには暖炉が置かれている

炎を見ながら 冷えた身体を温める

ドリンクも受付でオーダー可能

このスペースから受付にはダイレクトにつながっている

受付時にカードや現金を預けておくと

わざわざロッカーに財布を取りに行く必要が無くてとても便利

 

海外でカードを預けるなんて抵抗がある人も多いと思うが

僕は毎回預けている 今のところ全然大丈夫

周りのフィンランド人も当然のように預けている

友人とこのスペースで暖炉を囲み バルト海を望みながら 飲み物を飲んでいると

空間に酔ってしまう程 かっこいい

思わずゆっくりと深い話をしてしまう

続いて“キングオブサウナ”のスモークサウナ

重たくて頑丈な扉を開けると 中は真っ暗

足元の小さい灯と 小窓から入る光

先ほどの開放的な薪サウナとは対照的な空間

ゆっくりと瞑想を楽しめるようなそんなサウナだ

入った瞬間のスモークの香りは 身体が緩み心地よく導いてくれる

 

こちらも入り口の右手に大きなストーブ

先程との違いは 扉を開けてその場でロウリュしなければいけない点

水をさす高さが 身長よりも高い位置のため 手元が全く分からない

扉が重たいだけでなく 暗さと高さもあるので

慎重にロウリュしてほしい

階段を上った左右に席がある

公共サウナなどで座る位置が高いところに多くあるのは

熱気や蒸気が上に集まる為

階段を上っていくと徐々に熱さを感じる

 

実際にこのスモークサウナも 入り口付近と座る場所では温度が全然違う

一段一段 温度を全身で感じながら階段を登る

この時 僕はワクワクするんだ “さあどんな感じかな!”って

 

スモークサウナではフィンランド人女性と一緒になった

MOI SAUNAの話をし写真を撮りたいと伝えると

快く受け入れてくれた

しかし!真っ暗

ロウリュするところだったら撮るよ!と撮影してくれた彼女たち

サウナは 人と人を繋ぐ場所

ここでは皆が優しく 開放的で国籍も立場も何もないからこそ

良い時間の共有が出来るんだ

キートス

モイモーイ!

 

 

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