オンラインショップ

タンペレで90度越えのハードコアサウナ“Kaupinojan Sauna(カウピノヤンサウナ)”

  • Sauna

タンペレ・ユヴァスキュラのサウナ旅

まだまだ続きます

今回ご紹介するサウナはタンペレにある“Kaupinojan Sauna(カウピノヤンサウナ)”

引き続き サウナガイドのユハとマッティと共に体験してきました

 

駐車場を降りてまず目に飛び込んできたのが山積みの薪だった

1年間使う薪がここに置かれていた

その量の多さに驚くと共に

感謝の気持ちでいっぱいになった

いつも楽しんでいるサウナ

薪を切る人がいて サウナを温めてくれる人がいる

“ありがとう”を忘れずにサウナを楽しむ

改めてその大切さを実感した

サウナトントゥ(サウナの妖精)にもそう語りかけられた気がした

 


横長の建物の中央あたりに受付があり

受付を済ませるとスリッパの貸出

珍しいなと思い理由を問うと

相当ハードコアなサウナだから!

つまりは熱すぎて裸足では無理なんだとか

 

いつもとは違う雰囲気に興奮しつつ

僕は持参したマイサンダルを履いた

基本的にどこのサウナに行くにも

僕はマイサンダルを持参する

サッカー選手の僕にとって足は特別大切なんでね

 

ここのサウナは男女混浴のため水着着用

更衣室は男女分かれている

貴重品ボックスは更衣室にある この日も僕はもちろん37番(サウナ)

更衣室はよく見かけるスタイルで長椅子が並び

壁にタオルや荷物をかけるフックが付いている

この空間 フィンランドのアウェイの試合で使うロッカールームのよう

 

ロッカールーム シャワールームを抜けると

サウナ室に繋がる廊下に出る

サウナ室の前には温度計が設置されていた

サウナ室内の温度・外気温・水温

親切な施設だな

数字で示してくれると何となく感覚が分かるから

僕はいいなと思う

ん!?

91度..

えええー!噂通り!!

ここのサウナは1977年からあるのだが

2008年11月に熱すぎて火事になり燃えてしまったのだ

本気すぎるサウナ

2010年に営業が再開されている

 

ここのサウナでは木製のぺフレッティを使う

そう 熱すぎてぺフレッティが無ければサウナで座れないのだ

木のぺフレッティがサウナの前に積まれていて

水道横にぺフレッティ専用棚がある

このぺフレッティはまず 水で洗い流して使う

一回使ったものを自分用としてキープしても良いし

毎回返しても良い

入る前から“熱すぎるサウナ”の数々の洗礼!

相当ハードなサウナの為覚悟してドアを開けた

 

入ってみると つくりが何だかスタジアムのような印象

左右に並ぶベンチ 正面には大きなストーブ

3段になっているベンチは中央辺りから登れる階段がある

2段目 3段目と上がって行くと結構な高さだ

もしも満員で人が入ったら結構圧倒される感じだと想像できた

 

せっかくなので3段目へ

ここはサウナハットをかぶってないと無理!

息もし難い熱さ

ストーブが大きくロウリュする度に

熱々の蒸気が身体に向かってくる

そして珍しい注意書きがあった…

『ロウリュは2回まで』

まったくだ!ぐんぐん温度が上昇するサウナに耐えきれず

恐らく5分も経たないくらいで出てしまった

 

正直 その場にいるのに集中し過ぎて

サウナの感想は…“熱すぎる”…以上

それくらい集中しないと耐えられない熱さだった

たった5分くらいだが 充分温まった

 

開放感のある湖がここの水風呂

湖に入るのに長い階段が設けられている

右側通行!

日本人は間違い易いから要注意

左側は自然の水風呂からあがってくる人達専用

すれ違う人々のととのった表情に出会いながら

僕も水風呂へ 水温13度

最高に気持ちの良い温度だ

ハードなサウナの後の水風呂はいつも以上に温度差があるので

普段より気持ちよく感じられた

身体の反応がいつもより大きく

運動していないのにまるで運動したかのように

血流が激しく流れる

この感じ結構好き

そして少しぐったりした

 

今回 水風呂では頭までしっかり潜ってからあがった

なんとなく 潜らないと次に入った時

のぼせるような気がしたから

 

水風呂からの帰り道

今度はサウナから水風呂に向かう人達とすれ違う

みんな 揃ってしんどそう

きっと僕もそうだったんだなw

水風呂で復活した帰り道は 冷静だった

 

外気浴でも 水風呂と同じように

今までとなんか違った

温度差がそうさせているのか

目を閉じて風を感じる

そしてパッと目を開けて太ももを見ると

不思議な模様が浮き上がっていた

サウナ界で“あまみ”と呼ばれる現象

ピンク色のヒョウ柄のような模様が太ももに広がっていた

初めて見たが この現象は良質なサウナ体験をした証らしい

この脚を見たとき ここはやっぱり今までと違うのだと実感

その後 何度も繰り返し 思う存分楽しんだ

(↑写真は4回目に入った際に2段目で撮ったため余裕の表情をしています)

 

そういえば外気浴スペースに

レンガが積まれた マッカラ専用グリルがあったな

マッカラとはフィンランド人がこよなく愛し

森にもピクニックにもよく持ってくる

太くて大きいソーセージの事

マッカラオンリーと書かれたグリルで

サウナの後にマッカラをその場で焼いて食べる

“ザ・フィンランドサウナ”

なんとなくそう感じた

外気浴をしながらマッカラを楽しむ

このスタイルは初めてだが

アクティビティのようで楽しいなと

 

この施設はタンペレ市の所有で

寒中水泳協会が運営している

冬にはアヴァント(凍った海や湖をくり抜いて入る事)も可能なアツアツサウナ

次はゆっくりマッカラを焼いてみよう


あ~ととのった

モイモーイ!

関連記事