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フィンランド・クリスマスの定番料理“Christmas Ham Kinkku(キンク)”

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フィンランドのクリスマス料理といえば

豚肉のハムKinkku(キンク)にフィンランドのマスタードSinappi(シナッピ)を添えたもの

これがメインディッシュだ

クリスマスハム用の豚の塊肉がスーパーや市場に並べられると

いよいよクリスマスだな!とワクワクする

この豚の塊肉は1キロ1時間を目安に

オーブンで低温でゆっくり焼かれる

つまりは10キロのハムなら10時間ということ

 

サイズによっては前日からオーブンで仕込みがはじまる

家族によってサイズはバラバラ

大きなキンクを抱えている人から小さなものまで

すでに出来上がったキンクも販売されている

今年はコロナウイルスの影響でフィンランドでも

大人数での集まりは制限されている

いつものように田舎に帰らずに

自宅でクリスマスを過ごす人も多いよう

 

2020年いつもと少し違った雰囲気のクリスマス

それでもキンクを皆が用意する

フィンランドのクリスマスには欠かせないものなのだ

 

キンクは日本のお節料理のように

クリスマスイヴから数日かけて食べきるもの

柔らかくてしっとりとしていて美味しい

目の前でキンクの塊をスライスしてサーヴしてくれるのだが

箸ならぬフォークが進む!

マスタードとの相性もバッチリ

フィンランドのマスタードは日本のものとは少し異なり甘みがある

クリスマス用に自家製のマスタードを用意する家庭もあり

その家々でレシピと味があるのだ

 

どの国でも家庭の味は大切に受け継がれている

キンクは想像以上に美味しかったな

翌日のパンに挟むキンクも絶品!

ハムを塊で食す 美味しいに決まっている

 

僕の友人宅ではキンクをオーブンで焼く前に

スパイスのクローブ(丁子)を刺して匂い消しのデコレーションだ

僕もクリスマスディナーのお手伝い

見た目はとても斬新でデコレーション中はクローブの甘い良い香りがした

でも焼き上がって食べてみると クローブの香りはあまり感じなかった

 

キンクはオーブンで焼く時にマスタードを塗り

オーブンの中でもしっかり温度管理がされている

だからあんなにしっとり美味しいんだ

このキンクの付け合せには

perunalaatikko や lauttulaatikko porkkanalaatikko

じゃがいも カブのような野菜ラウットゥ(日本ではあまり見かけない) 人参のキャセロール

それぞれが煮込まれピューレ状にされオーブンで焼かれたもの(ラーティッコ)

野菜の甘みを感じる付け合せ

これがまた美味しい

塩気のあるハムの箸休めにぴったり

 

ラーティッコもクリスマスシーズンにはスーパーに出来上がったものが沢山並んでいる

スーパーのものでも十分美味しかった

他の付け合せは芽キャベツやマッシュルームのサラダ

ビーツのサラダを合わせたりもするそう

蜂蜜で甘く蒸し焼きにされた芽キャベツも

マッシュルームの旨みがしっかり感じられるクリームベースのようなサラダも

とにかく盛りだくさんで美味しいメインプレート

 

フィンランドのクリスマス 最高

Ruoka kooma(ルオカコーマ)お腹いっぱい

モイモーイ!

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