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フィンランドの新年度

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長くて楽しい夏休みを終え

フィンランドは8月11日から新学期がスタート

 

夏休みに入る日つまり終了日は法律で決まっているようだが

新学期の始まりの日は毎年違う

勉強しなければいけない日数が190日と決められているので

独立記念日やLoppiainen(公現祭1/6)、vappu(メーデー)のどれかが平日だったら

190日からマイナスし新学期の開始日が計算されるのだそう

 

ただ 市によってはクリスマス休暇を長くしたり逆に短くしたり

秋休みで調整したりとヘルシンキと隣りのバンター市でも異なるようだ

日本でも地方や学校によって異なってきているみたいなので同じような感覚かなしかし日本とは大きく違うのが…この夏休みあけのタイミングが新年度

つまり新入生の入学式!ということ

 

日本の小学一年生といえば黄色い帽子にピカピカのランドセル

実はフィンランドでもあるんです黄色い帽子!

しかし入学式などの特別な式典はなく

普通に登校して普通に始まる学校生活

なんだかフィンランドらしいこの日にドレスアップしている親子に出会うことはないが

やはり子供の新たなスタートを喜び祝う気持ちは変わらない

僕のチームメイトも立派なカメラを持っていた

入学する娘の写真をおさめる為だと

フィンランドの小学一年生が手にする黄色い帽子

この帽子は保険会社が交通安全の目的で無料配布しているもの

もらえる学校とそうでない学校があるようだが

やはりもらった子供たちは喜んでかぶっているそうこの帽子 模様の部分が全て反射板になっている

さすがフィンランドの安全帽子

この帽子を見かけたらピカピカの一年生!

 

フィンランドでは近年 初登校で先生に花を渡すようになってきているようで

数年前はそんなことなかったから最近のトレンドのよう

サッと花を渡す文化 いつも素敵だなと僕は思う

普通プレゼントは年度の最終日だそうで これはフィンランド人でも驚く新習慣

今後広がっていくのかはわからないが

僕は好きだな~

街中でも新聞でも見かけたこの広告

keltanokka(ケルタノッカ)には新人や初心者の意味が含まれる

直訳すると“黄色いくちばし”

免許とりたての人をこう呼んだりするそうで

まさに新入生は

学校の 社会の ケルタノッカ

ということだ

 

今年度よりフィンランドでは高校や職業訓練校も

義務教育に定めらている

 

夏休み中は ショップなどに問い合わせをしても

全く返信がないことも

役所の手続きが遅れることもフィンランドでは日常

国会議員でも 首相でも

休むことを大切にするこの国ならではだ

 

新学期がスタートした日 やっと届いた返信メール

夏休みから日常へ

そして 全ての新しい門出に心からの祝福を

モイモーイ

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