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フィンランドの大切な休日“夏至祭”

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Hyvää juhannusta!(フュヴァーユハンヌスタ!良い夏至祭を!)

 

“夏至祭”

フィンランドの人達が大切にする国民の休日で

一年で最も日の長い夏至をお祝いする週末この国に来るまで“夏至”を意識することは無かったけど

四季を太陽と共に感じるのは

やはり北欧で生活するからこそだろう

 

今年はフィンランドとは思えないほどの

暑くて良い天気が続き最高の夏至祭となった

僕のチームも夏至祭イヴから2連休

シーズン中で来週からはチャンピオンズリーグの予選も始まるこの大切な時期に

日本のチームなら連休は考えられないが

ヘルシンキの僕のチームはしっかり休む

 

休み明けの日曜日も練習は午後5時から

ほとんど3連休のようなスケジュールだ

夏至祭がどれほど大切にしている休みなのか

僕のチームスケジュールを見ただけでもわかるな

 

以前にも紹介したが この国は休むことを決してマイナスとは捉えない

“オンとオフをはっきりさせ 必要以上に管理しない”

このチームのスタイルは物凄くプロフェッショナルに思う

選手を最大限にリスペクトしているからだろう

ただそれもこの国では当たり前のこと僕の住むヘルシンキはフィンランドの中でも最も南に位置するので

夏至でも完全に日の落ちる“白夜”になることは無い

それでも夏至の日の入りは22時50分 日の出は3時54分

体感としては本当にずっと明るいから

時間の感覚が少しズレて 思わず夜更かししてしまう

 

フィンランドでも北に位置するエリア

みんなによく知られているサンタクロースの村があるロヴァニエミ辺りでは

完全に日が沈まない 白夜になる

次に日の沈むのは7月7日

6月5日に陽が昇ってから 太陽がずっと昇ったまま

ずっと明るい世界を一度は体験してみたいな夏至祭イヴの金曜日

ヘルシンキのハカニエミのマーケットは

夏至を楽しむための買い出しで大賑わいだった!

 

フィンランドの人々は 夏至はコテージに行って過ごす人が多い

コテージに行く前の買い出しだろうか

すでに街中には車も人も居なくてお店も閉まっていたのだが

マーケットに行ってびっくり!

みんなここにいたのかここでの一番の出会いはヴィヒタ職人!

まさにフィンランドらしいマーケットのお店w

夏至のサウナ用に目の前で白樺の木から枝を切り

ヴィヒタを作るヴィヒタ職人が来ていた・・行列w

僕も並んで一つ作ってもらったのだが

速い!そして美しい!枝を素手で豪快に気の幹から外していく行程は圧巻だった

(この模様はユーチューブでご覧ください)

 

マーケットではフィンランド産の新じゃがにも長蛇の列!w

日本人が新米を喜ぶように

フィンランド人は新じゃがに心が踊るようで

ジャガイモのお店は昼過ぎには完売していたw野菜屋さんでもみんな何キロも買い込んでいたからな

今が旬のフィンランドのイチゴも沢山植木の花々はコテージにそのまま飾るのだろうな

こういう文化いいなと思う

ヘルシンキの街からはびっくりするほど人がいなくなる

夏至祭とクリスマスはみんな田舎(コテージ)に向かうのだ

休み前の試合後

僕のチームメイトもほとんどのフィンランド人がコテージに行くと話していた

 

夏至祭ではかがり火(kokko)を焚いて サウナに入るのが一般的

昔は火を焚くことで“悪魔や悪運を追い払い幸運と夏の豊作”がもたらされる

と考えられていたよう

 

ヘルシンキでもSeura島(セウラ島)で毎年大きなかがり火が焚かれるが

今年は残念ながらコロナウイルスの影響で中止

来年こそは見ることができるかな僕は真夜中のインスタライブでかがり火を焚いた

幻想的な空と火

太陽と共に過ごす長くて贅沢な時間

 

僕も3日間存分に太陽と楽しませてもらった

このエネルギーを2021年後半戦への大きな活力に!

モイモーイ!

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