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フィンランドのメーデー“Vappu(ヴァップ)に食べる物”

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フィンランドの春の訪れを告げるお祭り“Vappu(ヴァップ)”皆が外でピクニックを楽しむこのお祭りに欠かせないのが

SIMA(シマ)Tippaleipä(ティッパレイパ)

どちらもイースターが終わると

スーパーに並び始めるVappuについては以前の投稿をご参照ください

-5月1日はフィンランドの祝日メーデー“Vappu(ヴァップ)”-

SIMA(シマ)はフィンランドのレモネードのようなもの

発酵された微炭酸の飲み物なので

“炭酸レモネード”という表現の方が適しているかな歴史は古く かつては蜂蜜で作られたアルコール度数の高いお酒だったようで

“高価な富裕層向けの飲み物”という位置づけ

 

それが砂糖が一般に流通するようになり

蜂蜜の代わりに砂糖で作られるようになると

一気に大衆の飲み物になったようだ

 

その頃から 憧れだったSIMAが労働者階級の人々でも楽しめるようになり

そんな歴史的背景もあってメーデーの飲み物になっているそうだ

 

スーパーで売られているものはアルコール度数も低い為非常に飲みやすい

僕が今年飲んだものはアルコール度数0.5%

アルコールが入っているとは気付かないレベルだ瓶の中にはレーズンが入っていている

味は甘いけれど後味がさっぱりしていて

レモネードのような酸味はあまり感じず

口当たりがまろやかに感じるのは

発酵という名の魔法のように感じる

 

店頭には 発酵されていないSIMAも販売されており

ジュースの様に子供もSIMAの味を楽しむことが出来る

 

フィンランドのスーパーには

手作りSIMAのキットが販売されている

もちろん自分のこだわり材料で手作りする人の話も結構聞いている

一般的には購入するものだが

自分好みのSIMAを作るのも結構簡単に出来るようだ

 

そしてVappuに食べる物といえば Tippaleipä(ティッパレイパ)

こちらは非常に個性的な風貌をしている味を知らない頃は購入することを躊躇していた

脳みそのような..なんともいえないコレ

 

不思議な見た目とは裏腹に味はカリッとしたドーナツ

実際にドーナツの生地を細く絞り出して作る

 

この時期に友人宅に遊びに行くと

必ずと言っていいほど 振舞ってくれる

優しい硬さの かりんとうのようで

ボリボリ食べ続けてしまう

甘いけれど ドーナツのような重たさは全くない

最近ベーカリーのレベルが上がってきているヘルシンキ

各ベーカリーがVappuのお菓子として

Munkki(ムンッキ)を売り出していたMunkkiとはドーナツのこと

Vappuに食べるお菓子としてMunkkiも仲間入り

そもそも生地が一緒なのだから

TippaleipäIとMunkkiは兄弟みたいなものか

 

人気ベーカリーのMunkiはVappu前日には事前予約を受けているほど

当日分はすぐに売り切れていた

どうせならいつもの物よりさらに美味しい専門店のものを

そう考える気持ちは非常にわかる

Vappu期間 僕もインスタグラムで沢山チェックしたなw春のお祭りに欠かせないSIMAとTippaleipä

この時期ならではの フィンランドの味だモイモーイ!

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