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フィンランドのイースター

  • Lifestyle

僕にはなかなか馴染みのないイースターだが

フィンランドでは大切な国民の休日

今年は4月2日から5日までがイースター休暇

サッカーのシーズンがはじまっている僕達は

通常通りのスケジュールなので試合も練習もあるそれでも街がイースター飾りに溢れ

花屋さんに色鮮やかなイースター向けの花々が置かれると

先週からはじまったサマータイムも重なり

春の陽気な気持ちにさせられるこの国に来るまで 僕の人生には無かった文化だが

フィンランドで生活するようになり

イースターのお祝いを少しずつ教えてもらっている

今年はコロナウイルスの影響で叶わなかったが

以前は子供のいる友人宅で 中身を抜いた卵にみんなでペイントした この時期に遊びに行かせてもらうと

どこのお宅でもウサギやヒヨコ・卵の置物・ネコヤナギ・鮮やかなお花が飾られている今年は僕もお世話になっている方にプレゼントして頂いた

フィンランドブランド“PENTIK”のガラスの卵をデコレーションしてみた

人生初めてのイースター飾り

贈って頂いた方の太陽のような明るさも連想され

部屋がグッと華やかになった

寒くて長いフィンランドの冬の終わり

“春の象徴がイースター”そんな感じかな フィンランドではイースターの1週間前の日曜日に

子供達が魔女の仮装をして装飾した木の枝を持ちながら家々を回り

枝を渡し魔法の呪文を唱え

お礼にお菓子やイースターエッグ・硬貨をもらう習わしがある この日だけでなくイースターが近付くと仮装した可愛い子供達を見かける

フィンランドでは魔女がその年の豊作を約束すると信じられているそう

この枝を作るためにイースター前には公園で木の枝を集める子供の姿がたくさん!

自分で集めた枝に自分で装飾を施す

考えただけで 子供だったら楽しいよな

しかも“お菓子と交換こ”最高!w

 

今年は家を回るのは難しいかな〜 そんな声も聞いたが

変わらず枝を集める子供たちに出会えて少しホッとした

僕も一応ウサギのチョコレートをスタンバイ…でも残念ながらピンポンは鳴らなかった

以前住んでいた時はピンポン来てくれたな~ フィンランドではイースターにラム肉 Mämmi(マンミ)やPasha(パシャ)を食べる

地方や宗派によって異なるようだが上記が代表的な3品

後者2つのデザートはなかなか独特だ

この時期のスーパーにはたくさんの商品が並ぶが

マンミは真っ黒 パシャはヨーグルトのような見た目 マンミの箱を開けると見た目はまるでこし餡!

そして質感もこし餡!少しざらつきはあるけれど

ただ 甘くない 穀物から出来ているため穀物の甘さはあるが

甘味料の甘さはなく少し重たい感じ

クリームを添えたものとバニラアイスを添えたものを用意してみたが

クリームの方が美味しかったかな フィンランドの黒パン(saaristolaisleipä)を食べたことある方は

あの味をイメージしてください

まさに黒パンです!w

賛否両論あるようですが

僕は美味しく頂けました 沢山は食べれませんが..パシャは黄色味がかったヨーグルトのようで

後味の酸味が印象的

レーズンも入っていて

口に入れた瞬間の甘味が強めでモッタリしている

こちらも沢山は食べれないけれど美味しく頂きました今年のイースター休暇はお天気にも恵まれて気持ちの良い日々

イースターは田舎に遊びに行ったりコテージに行く

例年そんな過ごし方をしている人も今年は難しいと判断し

街に残っている人もいるのかな

それでもお祭り騒ぎというよりはなんだか街は静か

お店も多くは閉まっていたり営業時間が短かったりしているのもあるのかな

そして圧倒的に車の数が少ない 公園も最高の天気を楽しむ人々がいるけれどそんなに多くない

日本のGWとはまた違う ゆったりとした連休

春の訪れを家族で祝い楽しむ連休

僕のフィンランドのイースターの印象だ

 

モイモーイ!

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