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フィンランドで犬ゾリ体験!

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ロヴァニエミの中心から車で約30分

犬ゾリの予約をするとバンで迎えに来てくれる

僕は“Bearhill husky”で人生初の犬ゾリを経験した

 

到着してバンを降りるとハスキー達が大合唱で迎えてくれた

大柄のこちらの男性

Valentijn(ヴァレンタイン)さんがここのオーナー

見るからに自然や動物を愛し 森に生きる

そんな雰囲気の方だ

僕は愛犬家 とにかく犬が大好きだ

だからこれまで犬ゾリはなんとなく避けてきた

犬はちゃんと愛されているのか ちゃんと管理されているのか

酷使させられているのではないか

そんなことが頭をよぎり現実を見る事が出来なかったのだ

犬ゾリに行こう!と決めてからもなんとなく心配で

バンを降り ヴァレンタインさんに出会うまで心はソワソワしていた

 

ただ 彼に会った瞬間 ホッとした

犬好きだからこそわかる!

この人は心から犬を大切にして可愛がっていると

きっとこの寛大な彼のもと 伸び伸び生きているんだなって


不安が解消され ここからは100%楽しむモードに!

素敵なログハウスで防寒着や分厚い手袋 ブーツを借りて

ヴァレンタインさんのジョークもキレキレの中

ソリの操作の説明を受けた

この日の僕らのグループは12人

ソリは2人1組で乗り込む

1人が後方でソリの操作 もう1人は前方でソリを楽しむ

ソリは足を伸ばして座るタイプ

コースの中間地点で交代

 

説明を終えて

さあ!やっとハスキーとのご対面!

僕らが近付くと更に大きくなる大合唱!

総勢86頭!

こんなにたくさんのハスキーに会えるだけで興奮した

もちろん性格は様々で

走りたくて仕方なく飛び跳ねるハスキー

ゆっくりと落ち着いて伏せをして出発を待つハスキー

お座りするハスキー

隣と戯れ合うハスキー

呑気におしっこするハスキー

個性豊かで見ているだけで楽しかった

あーかわいい

 

1組に5-7匹のハスキーが付いて引っ張ってくれる

僕はまず前方に座ってソリを楽しむ

いざ出発!

“ハッハッ”

操縦者の威勢の良い掛け声がかかるとそれまで気ままに過ごしていたハスキー達が

一斉に前を向き 吠えるのもやめ 力強く走り始めた

切り替えが早い!

サッカー選手だったら攻守の切り替えが早い良い選手だ


ソリに座っているので地面に近くスピード感が半端ない

速すぎる本格的なゴーカートのよう

細い道を抜けたり

開けた凍った湖の上を走ったり

景色はもちろん素晴らしいのだが僕はやっぱりハスキー達が気になった

 

ベロを出しながら走るハスキー

スピードの変化で歩幅が変わったり 走り方が変わったり

コースからはみ出てしまうハスキーがいたり

と思ったら 走りながら積もった雪をパクリ

器用な水分補給だ

とにかく景色とかわいいハスキー達に楽しませてもらった

ソリの旅も凍った湖の上が交代地点

ここまであっという間だった

 

後半は僕がソリの操作

少し緊張しながらブレーキを離した

離した瞬間 ソリが一気に加速していく

ハスキー達の力強い加速はすごい勢いにも関わらず

スーッと滑らかで心地よいものだった

スピードは僕の足元のブレーキ次第

フルスピードで進みたいところだが前方を走るソリとの距離感には指示があった為

ブレーキに足を置いたまま 調整して進む

 

“ウォーウォー”

この掛け声がストップのサイン

掛け声とともにブレーキを踏む

足元のブレーキは両足で踏み込むタイプのもので

ソリを止めるには思いっきり踏み込む必要があった

ハスキー達の力は想像よりも強く

完全停止するには僕も力を込めてしっかりと踏み込んだ

犬ゾリの操作で僕が1番楽しかったのは狭い道のカーブ

スピードの調節はもちろん

カーブに合わせて体重を乗せることで

スピードを落とさずにカーブを曲がれる

ギリギリを攻めながら楽しんだ


帰って来たら乗っている僕らだけでなく

引っ張ってくれたハスキー達も満足そうな表情だったのが非常に印象的だった

ありがとうを伝えたくて 一匹ずつハグをした

キートス

走り終えたハスキー達の肉球や身体を細かくチェックする姿があった

その姿に安心して帰路についた

モイモーイ!

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