雪(LUMI)のはなし
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鳥の鳴き声も聞こえて4月に入り、そろそろヘルシンキも春かなぁと思っていたら
今週は雪が降り始め景色は冬に逆戻り。日本では桜の季節のようですが、今日はフィンランドから雪のお話を。
亜土夢選手の出身地“新潟”もそうですが、日本も地域によってたくさん雪が降りますよね。
ご存じのように日本は雪に関する言葉がたくさんあって、粉雪、牡丹雪、綿雪、玉雪、粒雪、餅雪、大雪、吹雪、、、。
実は、フィンランドも負けず雪に関する言葉はたくさんあって、その数は100以上にものぼるそう!
さすがにすべては難しいので一部だけご紹介すると、
Lumiルミ:一般に言う雪のこと。
Rae(雹) Räntä(みぞれ) Loska(べちゃべちゃな雪) Nuoska(雪玉が作れるような雪) Vuotos(新雪)Puuteri(粉雪)Pakkaslumi(さらさらな雪)Kinos(雪花)Hanki(地面に積もった雪)などなど。
日本語では無いような、なかなかユニークなものもあります。
言葉って面白いですね。
今シーズンも冬らしい冬で十分雪は降りましたが、ヘルシンキの平均積雪量は約20㎝ほど。
平年、3月25日にはヘルシンキの残っていた雪は解けてしまうそうですが、今年は街中にまだ雪が所々残っています。
雪国出身の亜土夢選手でも驚くほどフィンランドの除雪はスムーズで素早い!そうですよ。
雪が降ると朝から夜中まで、大小様々な除雪車が作業にあたります。
道路はもちろん、歩道や、駐車場、契約しているところではアパートの中庭まで。
雪が降り積もると除雪車がやって来ては雪をどかし、別の作業車が融雪剤と小石を撒いていきます。そして、そのどかした雪は大型トラックに乗せて別の場所へ運んでいきます。
ヘルシンキには雪の集積所が9カ所ありその内1ヵ所は海へ流します。
平均して冬のシーズンでトラック5万台分の雪を運ぶそうですよ。雪の多い日にはたった1日で5千回運んだこともあるそうで。
そこまで降ると日本の首都は交通が麻痺したりしますよね。
でもさすがヘルシンキ!このくらいは普通の雪の量で、ほとんどそういったニュースは聞かないですね。
ただ凍った道で滑って骨折するケースはよく聞きますので、気を付けましょう。
僕が一番びっくりしたのは、冬でも自転車に乗ってること!
自転車もスパイクタイヤを履いているので、雪や氷の上を自転車で走るのは、実はフィンランドではよくある景色。
冬にフィンランドを訪れる機会があれば、そんな日常にも触れることが出来るかもしれません。
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