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大阪・関西万博 6.12 フィンランド・ナショナルデー ②

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2025年6月12日大阪・関西万博は 北欧パビリオン、“世界一の幸福の国”が描く持続可能な未来「フィンランド・ナショナルデー」で賑わっていました。

 

午前中はナショナルデーホール「レイガーデン」にて公式オープニングセレモニーを開催。

 

午後は場所を北欧パビリオンに移して、サステナブル・ライフスタイルに関するセミナー 「サステナブル・ライフスタイル – 北欧スタイル」を開催しました。木の温もりが感じられる北欧パビリオンの3階まで上がり会場に入ると、コーヒーの香りが立ち込めていました。それは、まるでヘルシンキ・ヴァンター国際空港に降り立った時に似た高揚感。

さすが Fika(フィーカ)を重んじる北欧の国。紙コップの赤いロゴを見てまた気持ちが上がります。

日本でも大人気ノルウェー・オスロのコーヒー文化を牽引してきた「フグレン」のコーヒーが用意されていた。

もちろん傍には甘いお菓子も添えられていて、北欧らしいオモテナシに思わず心がほぐれる。

クッキーは全部で6種類。それぞれの国から1つずつと北欧を代表するクッキーなのだそう。

北欧5ヶ国を象徴したクッキーはハート型のジンジャークッキー。フィンランドからはカネリエッセという S字型のクッキーで、シナモン風味がコーヒーにとても良く合うお味でした。

これらのクッキーは北欧パビリオン 3階にある「The Nordic Food Bar」で食べることもできるし、1階のショップでは詰め合わせのクッキー缶をお土産に持ち帰ることもできます。 「サステナブル・ライフスタイル – 北欧スタイル」をテーマにしたセミナーでは、フィンランドおよび日本のファッション・テキスタイル業界を代表するリーダーが登壇し、ファッション・テキスタイル業界がより持続可能な未来へと進むために果たすべき役割や、実際の取り組みについて議論が交わされました。

 

企業経営者や研究者など幅広い視点が集まり、フィンランドと日本が共有するサステイナビリティの価値観を改めて確認する貴重な場となりました。 セミナーの締めくくりには、ヴィッレ・タヴィオ フィンランド外国貿易・開発大臣が登壇し、 「本日、ファッションのより良い未来を築くことについてお話しできることを、大変光栄に思います。 私たちの繊維産業には多くのサステナブルなイノベーションがあります。

私は外国貿易・開発大臣として、フィンランドの“魔法のような秘密”を皆さんにお伝えしたいと思います。

それは「素材」です。私たちは木材をよく使用したり、リサイクル素材や認証済みの生地を使用するなどしています。 フィンランドのイノベーションは、「素材」にとどまらず、ファッションのデザインや使用方法にも及んでいます。

循環型経済は、フィンランドのファッション企業にとって中心的な考え方です。

ここにいるフィンランド企業すべてに共通するのは、単に商品を作っているだけではなく、社会を変える活動をしているということです。彼らは、「ファッションは美しく、機能的で、責任あるものであるべきだ」と主張しています。

そして、スタイルとサステイナビリティは両立できるということを示しているのです。

そしてこれは、フィンランドだけの物語ではありません。日本をはじめとする世界中の国々と協力しながら、私たちはこうしたアイデアを共有し、学び合っています。 」とご挨拶され、セミナーを締めくくりました。

 

 

その間、ストゥッブ大統領夫妻は、日本館をご訪問されました。 スザンヌ夫人は30年ほど前に外国語指導助手として石川県中能登町に勤務されていたことがあるそうで、日本の展示をどのようにご覧になられたのでしょうか。 ガイドの説明に熱心に耳を傾けられていらっしゃったご様子が印象的でした。 その後、北欧パビリオンをご訪問。

多くの万博来場者が大統領の到着を待ち侘びており、歓迎の拍手でご到着を喜びます。フィンランドを始めとする北欧5カ国の政府代表、フィンランドから来日したガイドたち、そしてムーミンが大統領をお出迎えしました。 その後、パビリオンの展示エリアへ。

ガイドが展示内容をフィンランド語・英語で説明し、和やかなひとときを過ごされました。 ガイドたちは大統領夫妻の姿に目を輝かせ、会場全体が一体感に包まれる貴重なひとときとなりました。

北欧パビリオンについて、夜のパーティーの様子は次の回でご紹介いたします。

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