北の国フィンランドの冬至“Talvipäivänseisaus(タルヴィパイヴァンセイサウス)”
- Lifestyle
2020年12月21日 冬至
一年で最も日が短い日
僕の住むヘルシンキでは日の出が9:24 日の入りが15:13
今日は天気も曇りだったので更に明るい時間が短く感じた
フィンランドの中でも南に位置するヘルシンキでは冬至でも日が昇るが
北のエリアではこの時期になると極夜になる
極夜とは日中でも日が昇らないこと
この時期に北のエリアをはじめて訪れた時は
空の色が見たことの無い色彩で
感動したのを今でも覚えている
あまりにも美しかったので
日本で僕の個展をした際には何度もこの時の写真を展示してきた
ヘルシンキに住む僕でも
日照時間の短さは体感として非常に感じる
日本では冬至の日にかぼちゃを食べ 柚子湯に入ることで
無病息災を祈る風習がある
夏至祭を盛大に行うフィンランドでの冬至の風習はというと…
特になし
え?
そう 特に何も無いのだそうw
サウナで何かするとか?
無い
無いらしいw
ただ 夏至以降とにかく毎日確実に日照時間が減る
冬至の日には実際に上記のようになるので とにかく暗い
この時期に雪が積もると雪の白さで明るくなった!
と皆が言うようにフィンランドの冬至は暗くて厳しい
雪の白が街を明るくするなんて
新潟に生まれ育った僕でさえ考えたことなかったな
残念ながら今年のヘルシンキは雪のない冬至を迎えている
クリスマスも近く 皆が忙しく過ごしているのは日本と変わらないが
日本と大きく異なるのは この日を境に明るくなる!と
気持ちが前向きになる日のようだ
明るくなる..というのは日照時間が冬至以降増えて行くからだ
このように暗くて厳しい日々があるからこそ
フィンランドの人々にとっての夏至の喜びはまた大きいのだと思う
“心がポジティブに変化する日” それがフィンランドの冬至なのかな
そんな日にふさわしいニュースが国営放送で流れた
『今日サンタクロースが世界中の子供たちに向け
ラップランドのサンタクロース村を出発した!』
なんとも嬉しくてほっこりするニュース
真っ白な雪の世界をトナカイのソリに乗ったサンタクロースが出発する映像は
大人になり もうプレゼントが届かない僕でも
なんだかワクワクする
世界中の子供たちの元へ
サンタさん今年もありがとう
モイモーイ!
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