フィンランド国民が愛するスイーツ“ルーネベリタルト”
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このスイーツの名前の由来になったのが国民的詩人のルーネベリさん1804年2月5日生。
エスプラナーディ公園に彼の銅像を観たことがある方もいるかもしれません。
彼の残した作品、詩の一部がフィンランド国歌の歌詞として使われているんです。そして妻のフレドリカさんが甘いものが好きな彼のために作ったのがこの“ルーネベリタルト”。
奥様のオリジナルスイーツが、今では国民のスイーツなのだから、このご夫婦の偉大なこと!
フィンランドでは毎年、彼の誕生日にこのタルトを食べてお祝いをするのです。
ここまでくると多くのフィンランド国民から愛されているスイーツと言ってもいいでしょうね。本当にこの時期、どのカフェでもスーパーでもこのスイーツをよく目にするんです。
どのくらい愛されているかというと、
『どこのルーネベリタルトが一番か?』という新聞記事があったり、
ルーネベリさんはヘルシンキ の隣町ポルヴォー出身ということもあり、
ポルヴォーでルーネベリタルトのベストを決めるコンテストが開かれたりしています。
(エントリーはポルヴォー市民のみ)
そして大会の審査員の一人がグラフィックデザイナーでありインフルエンサーのKasperStrömman(カスペル·ストロムマン)さん。
彼はルーネベリタルトに思い入れのある大ファン。
彼、曰くルーネベリタルトの季節は1月15日から2月5日まで(ポルヴォーでは一年中販売しているとこともありますが)。早くても遅くてもダメ。
そしてグラフィックデザイナーの目線からすると、このスイーツは20m先からでもわかりやすい!
ビジュアルとして素晴らしいとのこと。
確かに他の菓子パンなどと比べ、これほど見つけやすい物はないかも。
彼の好みは、土台は程よく空気を含んでいてしっとり(お酒の十分染みたもの)、中はジャムなし(ジャムは上の部分だけ)。
最近では色々と創作のルーネベリタルトも出回ったりしていますが、基本的には認めたくないそうです。
今年もたくさんのカフェでルーネベリタルトが出回っています。
ぜひお気に入りのタルト見つけてみてください。
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