フィンランドの夏休み“子供達のランチサービス”
- Lifestyle
日本も連日真夏日が続き夏真っ盛りのようですが
フィンランドはすでに夏休み真っ最中!というより
むしろ後半戦に差し掛かったあたり
以前2ヶ月半にも及ぶ長い夏休みは紹介したが
長い夏休み中の子供達への支援がさすが福祉国家!
今回は子供達のランチのサービスについてご紹介したい“Leikkipuisto(レイッキプイスト)”
これはヘルシンキの公園に併設されている施設
ヘルシンキに住んでいると近所にある身近な場所だ
ここは“子供にとって最も安全な場所”として市が運営している
施設の中も外もしっかりと管理され
ソーシャルワーカーの資格を持つ職員さんが働いている
子供達は年齢に関わらずいつでもここで遊ぶことが出来
様々な活動のプログラムも用意されている
ここでは公園の遊具だけでなく
三輪車やキックボード 砂遊びの道具まで
とにかく何でも備わっており
冬にはソリなどもあったかな
手ぶらで遊びに来ても飽きることなく遊べるはずだ
とにかく豊富で驚くことばかり
僕が子供の頃は公園に行くときは自分で遊び道具を持って行くのが当たり前
時には友達が持っていた最新のグッズが羨ましく思うこともあったよな〜
そんな昔を思い出していると…
貧富の差がなく“皆が平等に遊ぶ”ことが出来る環境作りなのではとふと思った普段は午前中は乳幼児向けの遊びのクラスや
その親たち向けのプログラムが展開されており
コーヒーや軽いスナックも用意され
赤ちゃんを連れた親の交流の場になっているそう
日本でいう児童館のような感じかな
午後は学校の終わった子供達の学童で
小学校1-2年生を預かっている
フィンランドの小学校は終わるのがとにかく早い印象
1時とか2時には元気な子供の楽しそうな声が響いているからだこの施設 学童の子どものおやつ代以外は
全て無料で利用することが出来る
実は僕が今回驚いてここを紹介したいと思ったのはここからだ!
この施設では夏休みの間
0-16歳まで毎日スープランチが無料で提供されているのだ
メニューも日替わりでHPでチェックする事ができる僕が友人のお子さんについて行った日はサーモンスープだった
12時になると配膳スタート
コロナまでは自分でお皿を持参していたようだが
今は紙のお皿で提供されていたこの日は比較的少なかったので子供によってはおかわりまでしていたが
多い日はたくさんの子供達が列をなすそう美味しそうなスープのランチ
これを子供なら誰にでも提供してくれるなんて
サービスの手厚さにただただ感心してしまうこのようなサービスを目の当たりにすると
税金の高さもうなずける
フィンランドの高税金が成り立つ理由が理解できた
夏休みの子供のお昼ごはん問題はきっと万国共通であろう
このサービスは子供を持つ親ならきっと有難いだろうな親ときている子もいれば
友達と子供だけできている子たちもいて
つくづく子育ての環境が整っている国だなと感じさせられた
“地域で子育てを支援する”
その仕組みが身近で当たり前に整っている
日本にも様々な子育て支援のカタチはあるのだろうけれど
僕の住むヘルシンキのサービスを通して
フィンランド人の幸福感につながるヒントがまた一つ見えた気がした
モイモーイ
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