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フィンランドの“スキー休み”がいよいよはじまる!

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2021年は僕の住むヘルシンキは週明けの22日から1週間“スキー休み”として学校は全て休みになる

日本には馴染みの無いこの休暇

についてご紹介したい


歴史は古く1933年フィンランド野球(ペサパッロ)を考えたLauri Pihkala(ラウリ ピカラ)が推奨しはじまったもの

学生達が勉強ばかりでなく スキーで身体を動かし綺麗な空気を吸うことで

“心身共にリフレッシュし その後また勉強に打ち込めるように ”

との願いが込められているよう

彼自身はオリンピックにも出場している陸上選手であり政治活動家でもある

ヘルシンキのオリンピックスタジアム敷地内に彼の銅像もあるので

フィンランドにおいて非常に影響力のある人物だったことがわかる


スキー休みは小・中・高・大学まで全ての学生が対象だ

国全体でスキー場等の混雑を避けるために

期間が少しずつずれている

 

僕の住むヘルシンキはフィンランドの南部

南部からスタートし 3週に渡ってスキー休暇が実施される

年明けから数えて第8週が南部 第9週が中部 第10週が北部

期間も分けられた休みとは なんとも効率的でフィンランドらしい


ただこの休み 対象は学生だけで社会は通常通り

つまり親は普通に仕事なのだ

休みをとって家族でスキーに行く家もあれば

普通に仕事をする家庭もある

 

この辺りは家族によって様々 休みの捉え方が異なるよう

有料ではあるが子供の面倒を見てくれるプログラムや キャンプのようなものもあり

親の選択肢も確保されている

 


冬らしい日々の続くフィンランド

氷点下の中 子供達がスケートやそり遊びを楽しむのはもちろん

仕事終わりの夕方には 平日にも関わらず

大人もクロスカントリーやスケートを楽しんでいる姿に出会える

寒くて厳しい日々を全力で楽しむこの国の人たちが僕は好きだ

この休暇も僕がこの国で生まれ育っていたら

楽しみで仕方のない休みの一つだっただろう

フィンランドらしい冬の休暇から

厳しい寒さを存分に楽しむ フィンランド人の強さを僕は感じている

 

ちなみにMOI SAUNAでもご紹介している前田順さん家族は

スキーやスケートなど毎年何かしら雪で遊んでいる

今年はスケートとクロスカントリーかな  とのこと

冬の家族の恒例行事を大切にする 素敵だなってつくづく思う

モイモーイ!

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