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日本とフィンランドの違い〜サッカー編“移動スーツケース”〜

  • Football

僕の所属するHJKではアウェーなど移動時には

全員が指定のadidasのスーツケースを使う

日本ではスーツケースやバッグは私物だったから

全員が揃うHJKのスタイルが僕は好きだ

 


このスーツケースはクラブハウスに用意されていて

アウェー出発時に 全員のスーツケースがロッカールームに置かれる

スーツケース側面に背番号が貼られているが

誰のものかを気にするのなんて僕くらいで

みんな自分のものでないスーツケースを何も気にせず使っている

番号ついてる意味 全くなし!

 

僕も気にせず手に取ってみると 中がまあ汚い

砂・芝・ゴムチップなどスパイクについていたものがそのまま入っている

試合後スパイクをシューズ袋に入れずにそのまま入れる選手が多いので

必然的にこのスーツケースは汚いものが多いのだ

毎回それが嫌で 誰が見てもわかるように カスタマイズした

“ATOM37”

それ以来 僕専用のスーツケースは確保できている

以前所属していた時 ある選手が

スパイクをスーパー(alepa)の袋に入れて持って移動していた

スーツケースにも入れずに

プロの選手がスパイクをそのように扱うことは残念だった

ただ こんなにも人から見られることを気にしないことにとても驚いた

フィンランドでは日本のように

新幹線のホームや空港でファンが待っていることはない

スタジアムの出待ちもだ

日本に比べて圧倒的に見られていないというのもあるが

着飾ることをせず 人の目を気にしない彼の振る舞いは

個を尊重するフィンランドの国民性なのかな

 

僕がこの国でとても心地がよく感じるのは

そういうところ

干渉されることがなく それぞれが自分の思うように生きる

だからこそ自分のことは自分で責任を持つ 個人主義

 

僕はフィンランドに来ると 僕自身が

日本では見られ方や他を気にしすぎてしまっているなと

そう気付かされる

モイモーイ!

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