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日本とフィンランドの違い〜サッカー編“ホームスタジアムをシェア”〜

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ヘルシンキにはVeikkausliiga(ヴェイッカスリーガ)1部に属しているチームが2チームある

僕の所属するHJK(エイチ ジェイ ケイ)とHIFK(ヒフキ)

この2チームはホームスタジアムが一緒なのだ

前回紹介したようにフィンランドはスタジアムで練習する

その為 普段の練習でも午前と午後で時間をずらして2チームが練習している

スタジアムは一緒だが完全に別チームなので

HIFKの練習時は僕たちHJKは立ち入り禁止である

 

基本的にはHJKのスタジアムの為

スタジアムの客席にもHJKと記載されているし

ロッカールームや選手待機場所はHJKカラー

スタジアムに展示されているものは

全てHJKの歴史や功績なのだ

HJKのオフィスはこのスタジアムにある

だから あまりHIFKのホームとは感じにくい

 

HIFKはアイスホッケーのチームも持つ

チームカラーが赤の 熱い印象

スタジアムの隣にあるアイスホッケー場がHIFKのホームアリーナだ

彼らは練習の時メインスタジアムのロッカールームは使っていない

メインのスペースは基本的にHJKが使っている

HIFKの選手のクラブハウスはスタジアムの横

ちょうどホーム側ゴール裏の真下あたりにある

その為日常的に顔を合わせることはない

試合の時のみHIFKはメインスタジアムにあるロッカールームを使う

ただこのロッカールームが赤でラッピングされているわけでもなく

背番号や選手の名前が記載されているわけでもない

だからホームとはいえ 一般的なものとは少し雰囲気が違うのかな

(⬆︎HIFKが使うメインスタジアムにあるロッカールーム)

 

ちなみに両チーム以外のアウェーチームは

また違うロッカールームを使っている

そう!このスタジアムにはいくつものロッカールームが存在するのだ

(⬆︎アウェイチーム用のロッカールームはだいたいどこもこんな感じ)

 

HJKのサポーター席はいつもメインスタンドを背に右側でHIFKは左側

これはホーム・アウェー関係なく常にこの場所だ

HIFK側にはアイスホッケー場を臨むことが出来

なんとなくHIFKの陣地に感じるからかな〜

 

さて ヘルシンキダービー(HJK vs HIFK)の時はどうなるか説明すると・・・

 

僕たちHJKはホームアウェー関係なくいつものロッカールームを使い

HIFKはいつも試合の時に使うロッカールーム

 

サポーターの陣地もホームアウェー関係なく

いつも右手側がHJK 左手側がHIFK

ただ 年間パスを持っているサポーターには大きな問題がある!

パスを持っていても“アウェイ試合”の際はチケット代を支払って観戦することになるのだ

そうなると当然サポーターの数も違ってくる

お互いホームスタジアムで行われるダービーの一番の違いはここにあるのかもしれない

さらに このダービーの時のみ 警察の馬がスタジアム周辺に待機する

そう 発煙筒も焚かれるほど 熱狂的で盛り上がるからだ

普段は入退場規制はないが

どうやらこのダービーのみ 試合後の観客の退場が時間で区切られ

サポーター同士が同時にスタジアムから出ないようにしているらしい

日本でももちろんダービーはあるし

独特の雰囲気でとても盛り上がる

大阪ダービーも熱かったな~

 

しかしホームスタジアムが同じでこのような形態をとるのは

日本では僕は経験がない

是非いつかフィンランドに来てヘルシンキダービーを体感してもらいたいな!

先日のダービー後

夕暮れ時の空に虹が出たよ!

 

モイモーイ

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