フィンランドの育児休暇
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先日僕のチームに嬉しいニュースが!
フィジカルコーチに赤ちゃんが産まれた
写真と共にチームのグループチャットに彼からのメッセージ
“数日間チームを離れます 勝ち続けよう!”
(この日は練習試合でした)
そして彼は一週間の育休に入った
チーム始動後に現場の関係者が育児休暇で現場を離れる
これは僕も現役生活の中で初めての経験
僕が所属しているHJKヘルシンキのフィジカルコーチの役割は
体力や筋力向上のメニュー作成・実施・ウォーミングアップの指揮など
主に選手のコンディション面をサポートしてくれている
今シーズンこれだけ走れるチームになっているのは
間違いなく彼の功績だ
結構厳しく走り込んだからな~w
そんな彼の嬉しいニュースに
開幕戦 ゴールと勝利で花を添えたい
フィンランドでの男性の育児休暇の取得率は
日本とは比較にならないほど高い
会社員の男性の場合 取得率は80%にも及ぶそう
それでも女性に認められている期間より短かった為
現サーナマリン政権では さらに育児休暇を充実したものにするべく
“男女で取得可能な日数を同じにする”政策を可決し
2021年の今年から施行される(両親に6.6ヶ月の育児休暇)ちなみに日本の育児休業の取得割合は
女性が64.4%で男性は13.4%にとどまっている(2020年連合調べ)
これでも上昇傾向にはあるのだが差は歴然だ
日本と比較すると充分なほど浸透しているように感じる男性の育児休暇取得
しかし現状に満足することなく より良い子育ての環境を整え続ける
そんなフィンランドの意識の高さに非常に驚いたそして 僕らのようなスポーツの世界でも育児休暇を取得できる環境が
とてもフィンランドらしく改めて感心してしまった
いや〜たまげた!!!フィジカルコーチは1人しかいないので当然代わりは居ない
その為 監督がウォーミングアップを担当したり
リハビリ担当のスタッフが筋トレのメニューを作成したりと
彼の仕事を他のスタッフが当たり前に行っている
あまりに自然すぎてこれまた驚きだ!
サポートするチームスタッフからも
彼への日頃のリスペクトと心からの祝福を感じずには居られない
“育児休暇の取りやすい環境”
これは単に制度が整っているから そういう社会だから
というだけではないのだと
今回身近なところで育児休暇を目の当たりにして初めて思った
“仕事を通して築かれた信頼と敬意”
これが根底にあるからこそ成り立つ制度
きっと彼も安心して現場を離れることができただろう
なぜなら心から仲間を認め合い互いに感謝しているからだ
そんな人間関係の基本が根底にあるから
“世界一幸せな国”だと人々が感じられるのかもしれないな
少なからず僕の現チームを通してそう感じるCongratulations Nikke!
モイモーイ!
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