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大阪・関西万博 6.12 フィンランド・ナショナルデー ③

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  • Lifestyle

- 他者のため、地球のために、一人ひとりが少しの努力をすることをはじめる

その重なり合い、響きあいが、人を笑顔にし

ともに「いのち輝く未来社会をデザインすること」につながっていく-

2025年大阪・関西万博のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」です。

つまり「人間一人ひとりの幸福な生き方を追求し、持続可能な社会を共創していく」ということ。

それについて考えるきっかけが万博なのです。フィンランドを含むデンマーク、アイスランド、ノルウェー、スウェーデンの北欧5か国による共同出展、北欧パビリオンの展示は具体的に見つめ直す機会を与えてくれます。 人口 2,700 万人、GDP1 兆 6,000 億米ドルを誇るヨーロッパ第 5 位、世界第 10 位の経済規模を持つ北欧 5 カ国からなるパビリオン。北欧 5 カ国としての万博の参加は、2025 年で 3 回目となります。

 

1階にある展示室を進むと扉の向こうには夜空を見上げるような仕掛けが。廃棄される予定だったお米を再利用して作られたライスペーパーをスクリーンに北欧の風景、暮らし、人々の笑顔が投影されている。

一瞬、ヘルシンキ中央図書館Oodiの螺旋階段がよぎった。言葉以上に心に浸透する感じ。

 

 

ふと目線を戻すと、画面が語りかけてくる。2025 年の大阪・関西万博では「ノルディック・サークル~北欧と共に、より良い明日へ~」をコンセプトに、北欧 5 カ国がより良い未来に向かって世界をリードする

・テクノロジー

・イノベーション

・サステイナビリティ

この 3 つの分野での先進的な取り組みが紹介されています。

「食の安全」や「生ごみのゆくえ」など身近なテーマから始まるので、イラストと文字を目で追いかけているうちに、北欧の取り組みが自然と学べる仕組み。

 

そして足元には思わず腰を下ろしたくなるデンマークのインテリアブランド「BoConcept」のクッションスツールが置かれている。

日本の文化にインスピレーションを受けたと言われる「Nawabari」シリーズを選ばれたあたりがにくい。デザインも去ることながら座り心地が良すぎてしばらく動けなくなります。

この日はフィンランドナショナルデーということで、特別に1時間ずつ3回サンタクロースによるミート&グリーティングが行われました。

本物のサンタクロースに会えるということで、展示室の一角には長い列ができており、皆さん思い思いにサンタクロースとの束の間の時間を過ごされていました。北欧パビリオンの3階には北欧の食文化を体験できるルーフトップレストラン「The Nordic Food Bar」があります。

 

スウェーデンの有名シェフ Frida Ronge(フリーダ・ロンゲ)さん が 監修した、 北欧の厳選食材と和のエッセンスを融合させた特別なメニューがいただけます。

スタッフによると、建物の格子の隙間から見えるウォータープラザの景色がおすすめだそうで、噴水ショーが行われる時間帯を狙ってレストランに訪れてみてはいかがでしょうか。

さて、続いてはフィンランドナショナルデー最後のイベントをご紹介いたします。午後6時より

「Party Like a Finn(フィンランド人のようにパーティーしよう)~ロック&ファッション~」と題したスペシャルステージがナショナルデーホール「レイガーデン」にて開催。ロック音楽と最先端の北欧ファッションが融合する、フィンランドらしさ満載のショーとなりました。

・Urban Wellbeing(都市型ウェルビーイング)

・Unique Classics(ユニーク・クラシックス)

・New Environment(環境に優しい新しい挑戦)

という 3 つのテーマで、フィンランドのライフスタイルとファッションブランドによるランウェイショーを展開。各ブランドの衣装を身にまとったモデルのバックグラウンドには、午前の部の公式オープニングセレモニーでも登場した Tuuletar(トゥーレタル)がパフォーマンスを披露。

まさにロック音楽と最先端の北欧ファッションが融合した斬新な演出に会場も熱気に包まれました。パーティーの締めくくりは、ユーロビジョン2023で世界的に話題を呼んだアーティスト「Käärijä(カーリヤ)」が再び登場。

緑の衣装に身を包んだ彼が放つエネルギッシュなステージに、会場の熱気は一気に最高潮へ。観客をステージに上げるシーンも。大阪のノリにさらに沸く場内。

 

またMCでは大統領にも「パーティーお好きでしょう?!」と話しかけ、客席から答えられるやり取りに、フラットな国民性を感じ取ることができました。ラストには代表曲「Cha Cha Cha」のパフォーマンスでフロアは総立ち、「チャ チャ チャ」の合いの手と手拍子でフィンランドと日本が完全に溶け合っていました。「Thank you〜 ! Osaka」と深々とお辞儀をする姿に最後まで「カーリヤ」コールが止みません。

日本初披露となったライブでがっちりハートを掴まれた圧巻のパフォーマンスでした。

ぜひ近いうちに日本ツアーを実現させてくださいね。お待ちしています。

これがフィンランド流のパーティーなのか!と全身全霊でフィンランドを感じることができた夜になりました。「フィンランド式の”幸福のレシピ”は<平等>、<信頼>、そして<人生の意義>。

自分の人生に意義を感じられなければ、本当の意味で幸せになることはできません。

でも本当に大事なのは、それを「常に目指し続けること」なのです。」

 

朝のストゥッブ大統領のこのメッセージが頭をよぎりました。

 

多様な文化を築き上げる過程で、人類は時に利己を優先してしまい、自然界だけでなく誰かの犠牲の上に不均衡な社会を作り上げてきてしまったのではないか。

 

万博を通して多様な文化の素晴らしさに触れ、自分だけが幸せな世界、地球はあり得ないんだと改めて気づかせてもらえた。

それは、1000機のドローンが夜空に描いたこのメッセージ…

共に見上げた何万人もの方々と、感動に近い歓声と拍手を響き合わせた。

 

これからもずっと絶やさず、いのちを磨いていきましょう。Kiitos paljon!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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