スニラ・アアルト・ホームズ2025

8月の最終週末、コトカのスニラでは、デザインと建築に興味のある方々にとって、アルヴァ・アアルトとアイノ・アアルトによる最も大規模な設計作品の数々を実際にご覧いただける、またとない機会をご提供します。

特徴的な白い住宅、雄大な松の木、そして広大な緑地が彩る、このユニークな海辺の住宅街で、数多くの個人住宅を覗き見するイベントです。労働者の楽園、スニラの住宅街は1930年代に完成し、パリとニューヨークの万博博覧会で展示されました。

文化的に価値が高く、他にも類を見ないスニラは、ユネスコ世界遺産への登録が提案されており、アジアを始め、世界中から多くの愛好家を魅了しています。

「スニラ・アアルト・ホームズ2025」イベントではアアルトの伝統を守り続ける住宅を訪ね、建築家夫婦の作品群をより深く探求することが出来ます。8月30日(土)と31日(日)の午前11時から午後5時まで開催される「スニラ・アアルト・ホームズ2025」では、15棟の個性豊かな個人住宅が一般公開されます。

チケットは数量限定となっており、昨年はイベント開催前に完売しました。2023年にはじまったこのイベントは年々来場者を増やし、昨年は1600名もの方にご来場頂きました。

確実にご入場いただくために、事前にチケットをご購入ください。12歳未満のお子様は保護者同伴で無料でご入場頂けます。このイベントに参加されるIlkkaとPatrickのお宅に先日遊びに行かせてもらいました。

まさに夢の住宅！アアルトのデザインにオーナー2人のセンス溢れる空間創りは圧巻で、終始、夢のような時間。おふたりの人柄にもすっかり魅了され、住まいにも人柄が溢れていました。

とにかく素敵だった！そして、勉強になりました。

 

アアルトの建築だけでなく、ここに住まいを持つ人々に出会える時間というのもこのイベントの最大の魅力のように思います。

Kiitos！Ilkka and Patrick

アルヴァ・アアルトとアイノ・アアルトのスニラ

-1936年以来のモダン

アルヴァ・アアルトとアイノ・アアルトがコトカにあるスニラ地区に手がけた建築群はアアルト夫妻が最も大規模かつ統一感のある設計を手がけた作品です。

 

このエリアには、アアルト設計の住宅街と、フィンランドで最も美しい工場と称されるスニラ・パルプ工場があります。

夫妻は1936年から1954年にかけて、海辺の自然林の傾斜に労働者のための工場を設計しました。

スニラの住宅街と工場は1937年のパリ万国博覧会と1939年のニューヨーク万国博覧会で展示され、アアルト建築の象徴となっています。

住宅街ではアアルトは1930年代の近代建築の理想を体現し、光と方角に応じて建築を開放的に配置しました。

アアルトにとって典型的な自然と地形の形状が建物の配置を導きました。

 

スニラは国際的に有名で、建築的にも重要な場所であり、建築とデザインに興味のある人なら、誰もが訪れるべき場所です。

私たちの土壌に加えるすべてのものは、土地を損なうのではなく、むしろ風景を洗練させる方法で行わなければなりません。

それは、かつては「純粋な」自然でした。

ーアルヴァ・アアルト

 

→Sunila Aalto Homes 2025のご案内

 

→SUNILAN AALTO-KODIT 24.-25.8.2024の様子